高倉健さん(享年83)が2014年11月に悪性リンパ腫で他界してからまもなく5年。健さん「養女」が告白本を出版することが明らかになった。
日本を代表するダンディーなカリスマ俳優の私生活は神秘に包まれていたが、その死とともに突如、健さんの「養女」として登場したのが33才年下の小田貴さん(おだたか・55才)だ。
「彼女は健さんのために家で毎日食事を作り、ロケの支度をするなど、17年にわたって健さんの私生活を陰で支えてきたそうです。
『長年世話になった人に財産を残したい』との健さんの意向で、健さんの死の1年半前に養女として養子縁組され、病室での最期もひとりで看取ったとのことでした。
健さんは1959年に江利チエミさん(享年45)と結婚しますが、1971年に離婚。以来、“孤高の映画俳優”のイメージを守るためか、独身を貫いてきた。だから小田さんとは結婚せずに養子縁組したといわれています」(芸能関係者)
健さんが晩年をともにした小田さんは、女優業からライターに転身した美女だ。だが健さんの死後、彼女を待っていたのは「遺産目当てではないか」との批判だった。
「彼女は葬儀を終えるまで健さんの死を彼の遺族に伝えず分骨も許しませんでした。また、健さんの愛車やクルーザーなど“遺産”を次々と処分。なかでも疑惑を深めたのは、健さんの豪邸を取り壊して自分名義の家を建て直したこと。生涯年収が100億円を超える健さんの遺産は40億円といわれ、“まるで内縁の妻による後妻業だ”と囁く人もいました」(前出・芸能関係者)
こうしたバッシングに小田さんは沈黙を守ってきた。
だが五周忌を前に、彼女は突如として重い口を開く。「小田貴月(おだたか)」と名をあらため、著書『高倉健、その愛。』(文藝春秋)を緊急出版するというのだ。
「書籍は10月末に発売されるようです。本の中で彼女は、健さんのとのなれそめや、交際時に提示されたたった1つの条件、最期の瞬間はもちろん、18年にわたるふたりの生活の記録を赤裸々に公開しているといいます。健さんのプライベート写真も収録されているそうです」(出版社関係者)
小田さんが本を出すのには、健さんとの約束があったからだという。
「議論を呼びそうな出版は覚悟の上だと思います。彼女は生前の健さんから『ぼくのこといちばん知っているのは小田さんだから、自分のことを書き残してほしい』と言い渡されていたことを守り抜きたいのでしょうね」(前出・芸能関係者)
書籍は352ページにもわたる。
※女性セブン2019年10月24日号