日々の炊事の中で当たり前に行っていることが、実は間違っていたり、正しいやり方が以前と変わっていたりすることも多い。食品や調理における“習慣”を改めて見直してみよう。あなたのやり方は本当に正しい?
◆ビールが冷蔵庫もドアポケットに入れる?
冷蔵庫のドアポケットはビール置き場のイメージが強いが、「実はビールの保冷には適さない」と管理栄養士の篠原絵里佳さんは言う。
「ビールは温度変化に弱く、振動で炭酸ガスが抜けてしまうので、頻繁に開閉する冷蔵庫のドアポケットは不向きです」
ビールは冷蔵室に置くといい。
◆電子レンジはターンテーブル中央に食品を置いてチンする
ターンテーブル式は端に、コンビニ店などに多いフラット式は中央に、食品を置くのが基本だ。家電コーディネーターの戸井田園子さんはこう言う。
「電子レンジは、電磁波により水分を含んだ食品などを発熱させているが、2タイプあり、フラット式(台が回らないタイプ)は電磁波が中央下で回り、ターンテーブル式(台が回るタイプ)は上から放射線状に降り注ぐため、壁面近くが多く当たるのです」
◆1リットル紙パックは注ぎ口を下にして注ぐ
最近、豆乳や甘酒など1リットル紙パック飲料の注ぎ方が意外に難しいと話題なのをご存じだろうか?
「実は注ぎ口を下にせず、上にすると、空気の通り道ができるため、注ぎやすいですよ」と話すのは、豆乳メーカーのマルサンアイの広報担当者だ。
実際、注ぎ口を上にして注いでみるとスムーズに注ぐことができた(写真参照)。この違いには驚きだ。
※女性セブン2019年10月31日号