日々の炊事の中で当たり前に行っていることが、実は間違っていたり、正しいやり方が以前と変わっていたりすることも多い。そこで、食品や調理における“習慣”を改めて見直してみよう。
◆サッシ窓が半開きの時、網戸が左側にあると虫が入りやすい
虫の侵入を防いで換気や通風を行うのに便利なのがサッシ網戸。その使い方にもコツがある。建材メーカー『YKK AP』は、このように説明している。
「引き違い窓の場合、窓が全開なら外付けスライド網戸を左右どちらにおいても問題ありません。でも、窓が半開きの場合は、網戸を室内から見て右側に置かないと、蚊などの虫が侵入する隙間ができてしまいます」(同社広報)
網戸の隙間からの侵入を防ぐことが大切だ。
◆車の洗車は晴れた日にする
晴れた日が洗車日和と思いきや、「実はそうとも限らない」と、日本洗車ソムリエ協会の担当者は言う。
「その最大の理由は、カルキ成分が含まれる水道水を使った場合、晴天では水や洗剤が乾いてシミになってしまうのです。水ジミにならない方法を知らない一般の人には、晴天なら日陰や屋内、夕方など、直射日光が当たらない場所で洗車をするのが最も適しています」(同協会担当者)
熱中症にも気をつけよう。
◆レストランなどで食べ終わった後、食器を重ねる
外食先で、食べ終わった食器を重ねた経験はないだろうか?
「基本的に食器を重ねるのはNG」と話すのは、日本サービスマナー協会の認定講師の上田由佳子さんだ。
「食器を重ねると、お皿の裏に汚れがついたり、高価な器に傷がつく可能性もあります。また、お店にはそれぞれ片付け方のルールがあるので、片付けはスタッフのかたにお任せするのがいいでしょう」(上田さん)
ありがた迷惑にならないように注意しよう。
◆メガネのつるをどちらからたたむか気にしてない
「メガネのつるには、たたむ順番がある」と、教えてくれたのは、メガネスーパーの広報担当者。
「メガネは右利きの人がたたみやすく、また、開きやすいよう先に調整されていることが多いので、左のつるから先にたたむと、ケース内の収まりもいいのです。扱い方を知ることで、フィッティング効果も維持できます」(同社広報)
◆旅館でチェックアウト時に布団をたたむ
「シーツまで外して、きれいに布団をたたんでくれると助かりますが、シーツはつけたまま、ゴミなどが挟まったままたたまれると、実は、二度手間なんです」と話すのは、首都圏近郊の温泉地で客室清掃を請け負う会社の担当者。どうせやるなら、シーツを外してきれいにたたもう。
※女性セブン2019年10月31日号