ライフ

都会と自然が共存する歴史の街「町田」の見どころ

町田は都会と自然が共存する

 高度経済成長期に東京のベッドタウンとして開発が進んだ東京・町田だが、その歴史は古い。幕末から明治にかけては、日本版シルクロード「絹の道」の中継地として発展。生糸の集積地だった八王子から、町田を通って横浜港まで、荷馬車で生糸が輸送された。駅前は商業施設が立ち並ぶ繁華街だが、駅から少し離れると自然に囲まれ、のどかな田園風景が広がっている。新宿駅から快速急行で最短31分「町田」のみどころを紹介しよう。

●町田仲見世商店街

こだわりを持つ店がひしめき合う

 約70年の歴史ある商店街。狭い通路の両側に鮮魚店からペットショップまで多くの店がひしめき、西のアメ横ともいわれる。夫婦で営む「市川豆腐店」では、天然の塩田にがりのみで作った木綿豆腐や厚揚げのほか、手作りの漬物も人気。「マルヤ製菓」の名物は大判焼。具のバリエーションが豊富で、定番の小倉あんから白玉ぜんざい、ハムチーズまで30種以上。

●薬師池公園 東京都町田市野津田町3270

薬師池公園は見どころが多い

豊富な自然が楽しめる

 町田駅北口からバスで約30分。薬師池を中心に、国の重要文化財に指定された旧宅「旧永井家」、蓮田など見どころが多く、1年を通して花に囲まれる。1982年に「新東京百景」、1998年に「東京都指定名勝」に指定。2007年には「日本の歴史公園100選」に選定。
・営業時間:6時~18時(6月~8月は19時まで)

●柿島屋 東京都町田市原町田6-19-9

馬肉のすき焼きは絶品

 生糸などを運送する荷馬車の馬を扱う「馬喰」を担っていた、創業130年以上の老舗馬肉屋。写真は馬肉のすき焼き「肉なべ」(1750円、写真は2人前)
・営業時間:平日:16時~21時半(L.O.)、土・日・祝:12時~20時半(L.O.)
・定休日:水

※週刊ポスト2019年11月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン