楽しみにしていたコンサートやスポーツ観戦に行けなくなってしまった…。そんなとき、基本的にはチケット代が補償されることなどない。しかし、そんな時に役立つのが「ミニ保険」だ。
たとえば、AWPチケットガード少額短期保険の『チケットガード』は、チケットを使用する人の急なけがや病気、家族の入院や死亡、住居の火災、急な出張、交通機関の遅延などで、イベント当日に行けなかった場合に、チケット代金を全額補償する保険。国内で開催される日時指定のイベントのみで、申込期限はチケット購入後原則5日間以内。
保険料はチケット代によって異なるが、たとえば3万円のスポーツ観戦で保険料2080円、6万円のコンサートで保険料3900円など。
◆認知症患者に特化 家族も安心の個人賠償責任保険
こういった「ミニ保険」が活用されるのは、コンサートに行けなかったときだけではない。多くの種類のミニ保険があり、生活の中の様々な“困った”に対処してくれるのだ。
たとえば、認知症の家族がいる人にとって、心配事は介護や費用の問題だけではない。知らない間に外出してしまい、他人にけがをさせたり、モノを壊したり、線路内に侵入して事故を起こしたりして、家族が損害賠償を求められる場合もある。そんな認知症のリスクに特化しているのが『リボン認知症保険』(リボン少額短期保険)だ。
年間保険料1万9800円(500万円まで損害賠償を補償)のプランと、同2万4800円(1000万円まで補償)のプランがあり、訴訟費用まで補償対象。補償上限は大手に比べれば少額だが、ミニ保険だけに加入しやすい。加入時に認知症との診断なしでも加入でき、認知症になってからでも加入可能だ。
※女性セブン2019年11月7・14日号