ここ最近、「コンサートに行けなかった」、「旅行先が雨だった」、などといった、ピンポイントな“困った”をカバーするミニ保険(少額短期保険)が人気となっている。そして、女性にスポットを当てたミニ保険も存在する。
◆不妊治療中だと保険に加入できないの?
『子宝エール』(アイアル少額短期保険)
「不妊治療は病気ではないのに、告知義務項目の検査に該当するため、不妊治療中は保険に入りづらい。その点を考慮した医療保険です」(ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん)
【内容】
過去1年以内に不妊治療を行っていても、健康状態に問題がなければ加入可能。卵巣の機能障害、子宮内膜症、乳腺症、チョコレートのう胞、妊娠中毒症、子宮外妊娠、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫などは保障対象だが、不妊治療そのものと切迫早産や帝王切開、流産など6つの関連疾病は対象外。
【保険料】
死亡保険金なし、300万円、100万円の3コースがあり(入院日額5000~1万円※と、手術1回10万円は共通)、満20~69才契約可。加入年齢で保険料が異なり、35才で死亡保障なしなら月払い1820円、同40才なら月払い1750円となる。
※女性疾病は5日以上の入院で、日額1万円、病気やけがでの入院は日額5000円
◆高齢出産や正常分娩でも保障してほしい!
『なでしこくらぶ』(フローラル共済)
「妊娠は病気でないため医療保険対象外。高齢出産など自然分娩でも不安な人は多く、この保険は自然分娩でも保障が受けられます」(畠中さん)
【内容】
満20~75才まで加入でき、85才まで更新可能(1年単位の更新)。ただし、正常分娩での入院保障は妊娠前加入が前提だ。「申し込み日より9か月未満に正常分娩で入院した場合の給付は対象外」(同社広報)となる点は注意したい。
【保険料】
月払い2500円と5000円の2プランが年齢別にあり、死亡保障付きで通常の入院のほか、正常分娩の入院も保障。入院保険金は1泊目から年間30日まで支払われる。満20~39才で保険料月2500円の場合、入院1泊目から日額1万円、死亡保険金150万円、交通事故・不慮の事故での死亡の場合は300万円を保障。
※女性セブン2019年11月7・14日号