年末の押し迫った時期になって大掃除を始めたはいいけど、結局時間がなくて、完了できないままに…なんていう人も多いはず。そうならないためにも、早めに少しずつ大掃除をしておいたほうがいい。そこで、大掃除に役立つテクニックを紹介しよう。
●教えてくれたのは……
家事アドバイザー・藤原千秋さん/『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)を監修。雑誌などさまざまなメディアで、住まいに関するライターとして活躍。
掃除ブロガー・東いづみさん/育休中に始めた、掃除ブログが人気に。著書に『子供とペットとスッキリ暮らす掃除術 東さんちのアイデア50全部見せ』(メディアファクトリー)。
◆浴室、塩素系漂白剤でカビをやっつける
「塩素系漂白剤によるカビ取りは、酸性洗剤を使ってから中2日は空けましょう。泡を吹き付け、30分ほどおき、こすり洗いを」(藤原さん)
◆浴室、高いところは消毒用エタノールで
「塩素系漂白剤は目に入ると危険。目線より上は、消毒用エタノールで。カビを一掃したら燻煙剤を焚くと予防に。浴室中の除菌もできます」(藤原さん)
◆浴室、エプロン内部はカビの温床!
「浴槽の側面カバー(エプロン)内部は、水アカやヘドロ、チョウバエの卵、カビなどがたまり、悪臭の原因になっている恐れも。プロに頼んでスッキリ」(藤原さん)
◆トイレ、タンク内の汚れが便器汚れの原因!?
「タンク内の水アカやサビ、カビが、便器の黒ずみの原因になっていることも。上部を開け、柄の長いブラシでこすり洗いして」(藤原さん)
◆トイレ、洗浄機ノズルは歯ブラシで
「ノズルを引き出し、歯ブラシでこすり洗い。石化汚れには顆粒のクエン酸を」(藤原さん)
◆トイレ、床・壁の尿の飛び散りは除菌消臭シートで念入りに
「尿の飛散は、思っている以上に広範囲。壁の高いところまで、トイレ掃除用シートで、二度拭きを。便器外側と床の継ぎ目には、尿のつたい漏れ汚れが。特に念入りに」(藤原さん)
◆トイレ、洗剤をスプレーしてしばらく置く
「便器の中は、トイレ用洗剤できれいになります。スプレーし、しばらく置いてからブラシでこすって」(東さん)
◆トイレ、換気扇も忘れずに!
「空気の流れの最終地点は、ホコリがたっぷり。トイレの換気扇のホコリも、掃除機で吸い取って」(東さん)
※女性セブン2019年11月7・14日号