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阪神ランディ・バースが「バス」から「バース」になった理由

1985年の虎フィーバーは今も伝説

 誰もが阪神タイガース史上最高の助っ人と認めるランディ・バース。入団3年目の1985年には三冠王となり、球団の21年ぶりのリーグ優勝、初の日本一の原動力となった(1986年にも2年連続三冠王)。しかしバース獲得を報じた当時のデイリースポーツには「バス」とある。

「綴りは『BASS』なので、正しい読み方は『バス』。最初の登録名もバスだった。ところが在阪のスポーツ紙が『阪神がバス購入』と報道、親会社の阪神電鉄では交通機関のバスを所有しているため、ややこしいと問題になった。

 さらに、不調が続けば『阪神バス急ブレーキ』とか『ポンコツ阪神バス』と書き立てられるのは目に見えている。そのため登録名をバースとした」(デイリースポーツ元編集局長・平井隆司氏)

 在籍6年でMVP1回、三冠王2回、通算本塁打202本の好成績を残した。バスのほうが宣伝効果があったかもしれない。

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

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