今年のドラフトでは、高校野球を沸かせた2人のライバル、佐々木朗希(大船渡)と奥川恭伸(星稜)に注目が集まった。スポーツ界の歴史はこのように、ライバルとして並び称された「ふたり」が何組もいた。それはゴルフの世界にも存在する。
2007年、15歳と245日の最年少記録でプロゴルフトーナメント「マンシングウェアオープンKSBカップ」に優勝し、“ハニカミ王子”の愛称で一躍有名になった石川遼。
その1年後輩で、石川と共に世界ジュニア選手権で日本代表になり“ぽっちゃり王子”として親しまれたのが古田幸希だった。
「東北福祉大では、松山英樹の後を継いで主将を務めた。その後、2015年にプロデビュー。今季はレギュラーツアー3試合に出場し、賞金総額は97万7800円。
ゴルフだけでは食えないので、実家のスーパー銭湯を手伝いながら練習に励む日々だそう。風呂の掃除は朝4時から始まるので、毎日眠くて大変だとか。
今年2月には、ジュニア時代のチームジャパンで一緒だった、日本ジュニア2連覇の宮澤亜衣さんと結婚。奮起が期待されています」(ゴルフ誌記者)
※週刊ポスト2019年11月8・15日号