女子アナが局から独立してフリーになることはよくあるが、この同期2人は、入社当時にここまで違う世界で仕事をするようになるとは思わなかったのではないか。テレビ朝日に1993年入社した大下容子アナ(49)と、元同局のアナウンサーで現在は参院議員(当選3回)の丸川珠代氏(48)だ。
丸川氏は東大卒の女子アナとして1993年の入社当初から注目を浴び、『やじうま6』『テレビタックル』などの人気番組を次々に担当。ニューヨーク支局勤務も経験した。2007年にテレ朝を退社すると、安倍晋三首相の要請で自民党から参院選に出馬し、初当選。2016年には東京五輪・パラリンピック担当大臣も歴任している。
かたや大下アナはスポーツ番組などを担当するなど同期の丸川氏に比べれば地道にキャリアを積んでいたが、近年は人気急上昇。昨年12月に発表されたオリコンの「好きな女子アナウンサーランキング」では、日テレの水卜麻美アナ(32)、元NHKの有働由美子アナ(50)に続く3位にランクインした。
「同期や後輩の局アナが次々に辞めていくなか、局に残ってじっくりキャリアを積み、30代後半になって頭角を表した遅咲きタイプ。1998年から担当を続けている『ワイド!スクランブル』は今年4月には『大下容子ワイド!スクランブル』に改名され、とうとう大下アナの冠番組になりました。丸川アナとはまるで対照的な、あののんびりとした雰囲気がいいんでしょうね。今やテレ朝の顔になっています」(テレ朝関係者)
入社から26年、2人の人気は対等になった?