2017年、「隠れ巨乳」という言葉は広く知られることとなった。そのきっかけが、元TBSアナウンサー・田中みな実が披露した「肘ブラヌード」だ。『an・an』で意外なほどに豊満なバストを披露したことで、彼女に限らず巨乳だと噂される有名人のバストに注目が集まったのだ。あれから2年、「タレントたちのバストに対する考え方は大きく変わった」とTV美女評論家の八木晶王氏は語る。
「そもそも『隠れ巨乳』とは、胸を売りにしていない女性が実は巨乳の持ち主だったとわかった時/予測される時に用いられる言葉です。芸能界では長澤まさみや上戸彩といった、清楚だけど胸が大きく見える女性をそう呼んでいたわけです。
ですが近年は、実力派女優も映画祭やパーティーでは胸元が大きく開いた衣装で積極的にバストを披露している。二階堂ふみや松岡茉優といった若手有望株は映画の中でそのバストを露わにし、意図的に話題を作っているようにさえ見えます。隠れ巨乳を“武器”にしているのです」
◆取材・文/河合桃子 写真/ロケットパンチ
※週刊ポスト2019年11月22日号