ライフ

平成はあきたこまち、「大嘗祭」献上米はブランド価値上がる

「斎田(さいでん)」に選ばれるとブランド米になる(写真/アフロ)

 11月14日から15日にかけて挙行された「大嘗祭」。天皇陛下即位の関連行事の中でもクライマックスと呼ばれるものだ。そして、大嘗祭の後に催されるのが、「大饗の儀」だ。

 大嘗祭の翌日、16日正午頃から宮殿・豊明殿で開かれる「大饗の儀」は、大嘗祭を終えた天皇陛下と雅子さま、各界代表者らが、ともに新穀で作った料理やお酒を召し上がり、五穀豊穣と国の安寧を祈る祝宴だ。

 16日と18日の2回に分けて予定されており、「即位礼正殿の儀」の後に開かれる「饗宴の儀」では、外国元首ら各国要人が中心に招かれたが、大饗の儀では国の五穀豊穣を祝うことから、国内要人が中心だ。

 1日目の参列者は総理大臣をはじめ各大臣、衆参両院の議長や最高裁判所長官など計700人ほどが招待される。

 大饗の儀では、大嘗祭でお供えした米や、その米で作った白酒・黒酒などが振る舞われる。稲を収穫する田を「斎田」といい、斎田に選ばれて初めて大嘗祭に新穀を献上できる。今回、献上米に選ばれたのは、栃木県の「とちぎの星」と京都府の「キヌヒカリ」。民族研究家の森田勇造さんはこう話す。

「平成の時は、秋田県の『あきたこまち』が献上米に選ばれ、一躍ブランド米になりました。斎田に選ばれることで有名になるのはよくあること。栃木と京都の米も、今後ブランド価値が高まっていくでしょう」

※女性セブン2019年11月28日号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン