江戸時代、川越藩の城下として栄えた街には、新宿駅から西武新宿線特急を使えば45分で到着できる「本川越」駅(埼玉県川越市)がある。川越は幕府との関わりが深く、江戸の最新文化が真っ先に伝わることから、当時より「小江戸」と呼ばれ、現在に至るまで親しまれている。
江戸の面影を残す「蔵造りの町並み」や川越城の遺構「本丸御殿」など数多くの史跡とともに創業100年を超える老舗グルメが点在。江戸情緒を体感できる街として、近年では若者や外国人観光客からも注目されるなど、ますます広がり続ける魅力ある「川越」の見所を紹介しよう。
◆蔵造りの町並み 埼玉県川越市幸町2
寛政4(1792)年築の大沢家住宅をはじめ、江戸から大正にかけて建てられた蔵造りの建物が多く残る。2007年に「美しい日本の歴史的風土100選」に選定された 。
◆川越城本丸御殿 埼玉県川越市郭町2-13-1
嘉永元(1848)年に造営された川越城の遺構にして、東日本に唯一現存する本丸御殿。併設の川越市立博物館の営業時間は9時~最終入館16時半。定休日は月(休日の場合は翌日)、年末年始、毎月第4金(祝日は除く)、入場料は一般100円。