70歳を超えてもなお、パワフルさとセクシーさで世界を魅了し続ける、米俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(72)。代表作でもある映画『ターミネーター』シリーズの最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』の公開に合わせ、11月初旬に自身17度目の来日を果たした。
新宿・歌舞伎町で行われたジャパンプレミアでは、700人のファンが待ち構える中、ファンが持つスマホで記念撮影したり、決めゼリフをもじって「『I’ll be back(戻ってくる)』と約束したので、また戻ってきました」とあいさつして、集まった人々を喜ばせていた。
4年ぶりの来日がよほどうれしかったのか、日本公開前日の7日には都内で羽根を伸ばす微笑ましい一幕が目撃された。
秋晴れの青空の下、六本木の高級ホテルを出たシュワちゃんは、映画さながらにハーレー・ダビッドソン……ではなく、電動アシスト付き自転車にまたがり、サイクリングに出かけたのだ。
西麻布から表参道を経て、外苑前へ。最後は青山通りを通るというサイクリングを楽しんで、シュワちゃんはようやくホテルへ戻ってきた。小さな自転車にまたがる大きな外国人の姿は、よほど目立って見えたのだろうか、途中で彼に気づいたファンも出現。親日派でサービス精神旺盛なシュワちゃん、記念撮影のリクエストにも満面の笑みで応じる神対応を見せていた。
楽しそうに街を疾走していたシュワちゃんとは対照的に、大焦りだったのがお付きのスタッフだ。パワフルにペダルを漕ぐシュワちゃんのスピードに、まったく追いつけない。結局、後から来た車に飛び乗る人と、自転車で追いかける人との二手に分かれての大追跡となった。結局、本人がホテルへと戻ってきて一安心。
ハリウッドを代表する大スターにもしものことがあったら……スタッフが肝を冷やしたのは間違いない。