女優の沢尻エリカ(33才)が11月16日、合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。違法薬物によって逮捕される著名人が後を絶たない。
11月に入ってからだけでも、元タレントの田代まさし容疑者(63才)、プロスノーボーダーの國母和宏容疑者(31才)、金融トレーダーのKAZMAXこと吉澤和真容疑者(30才)と違法薬物による逮捕が相次いだ。
「特に吉澤容疑者は沢尻さんと同じ渋谷のクラブ『W』を出たところで警察官に取り囲まれました。立て続けにこの『W』に出入りする有名人が逮捕されたことで、このクラブは界隈で悪目立ちしてしまった」(全国紙社会部記者)
沢尻は逮捕の1か月前、都心のビジネス街に姿を現した。
「沢尻さんの友人が企画したパーティーが行われていたんです。世界的にも有名なイベントで、インターネットにアップされた動画には、ドリンクを片手に踊り狂う沢尻さんの姿がバッチリ映っていました。
沢尻さんが逮捕されると動画はすぐに削除されましたが、実はこのタイミングで沢尻さんの逮捕情報がすでに出回っていました。沢尻さん自身も捜査のメスが入っていることを少なからず意識していたはずです」(沢尻の知人)
実は沢尻の友人をめぐっては、3か月ほど前に大きな動きがあった。
「表立っては報じられていませんが、3か月ほど前に沢尻さんの友人のA氏が違法薬物で逮捕されたんです。
A氏は芸能界でも顔が知られていた人だったので、彼の逮捕はドラッグ常習者の芸能人に衝撃を与えて、“自分も狙われているかも”と警戒する人が続出しました」(別の沢尻の知人)
沢尻人脈に捜査当局は目を付けていた。その舞台の1つが前出の渋谷のクラブ「W」だった。
奇しくも「W」では、大物二世俳優で好感度の高いBと、数々の映画祭で受賞歴のある個性派俳優Cの2人組の「ある騒動」が目撃されていた。
「今年の夏です。沢尻さんがいたのと同じ4階のVIPルームでパーティーが開かれたのですが、BとCはものすごいハイテンションではしゃいでいました。その様子を見ていた、今年、来年とひっきりなしに映画に出演しているアラフォーの人気俳優Dが『お前ら、バカじゃねえのか』と激怒。あまりの剣幕にクラブ関係者が“これはマズイ”とBとCを羽交い絞めにして、近くの会員制バーの個室に押し込みました。2人は大麻を吸っていて、さながら大麻パーティーの様相でした。
それでもDの怒りは収まらず、『あの様子じゃ、いつ警察に職質されてパクられてもおかしくない。少しは警戒心を持てよ』とぶちまけていました」(クラブ関係者)