国内

桜を見る会問題 若者から「アベやべー!税金危ねー!」の声

若者からも「アベやべー!」の声が(時事通信フォト)

 体当たり取材などを得意とする女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子(62才)が、気になるトピックについて、自由な意見を発信する。今回のテーマは「アベ、まじヤベー! 私たちの税金が超危ねー!!」だ。

 * * *
 こんなにモヤモヤが募ることってあるかしら。沢尻エリカの逮捕に世間の耳目が集まっているけど、決して見逃してはならない、アベ総理の「桜を見る会」の話よ。単なるワイドショーネタだと思ってたけど、とんでもなかったわ。

 しみじみ考えたことはなかったけど、税金が使われているんだろうなぁとは思っていた。けど、テレビでぼんやり見ていた私はそれをけしからんとか、招待された人がうらやましいとかは思わなかった。自分とは別世界の人の集まりだもの。だから、国会でこのことが取り上げられた日に菅官房長官が「問題はない」と答えたのも、そんなもんかと思って聞いていた。

「えっ?」と思ったのは翌11月12日よ。衆院本会議で、招待者の名簿を開示してと言われ、「招待者名簿については会の終了をもって…廃棄する」という答えに初めて、「なんでよ!?」と思ったの。

 閣議決定した通り、「各界において功績、功労のあったかたがたを招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事」なら、ちゃんと名前を明かそうよ。叙勲と同じように、本人はすごく誇らしいはずでしょ。何年か続けて招待される人もいるし、その名前を記録に残すのが、“お役所仕事”なんじゃないの?

 それに、この件が明るみに出てから、招待客たちがブログ等に載せたその事実を一斉に削除し始めたのもおかしい。心に疚しいことがなけりゃ、堂々としていればいいのに、慌てて削除したってことは、後ろめたい気持ちがあるからでしょ…って、多くの国民はそう思っちゃうよ。

 記者に囲まれたアベさんは「市井のかたからもお話を聞きたい」との理由で、山口県の自治会の会長や保護者会の役員も招待した、と認めて、招待客1万8200人のうち、約20人に1人が山口県出身者とも伝えられた。

「ちょっとぉ~、アベさんッ!!」とテレビに向かって声をあげたね。

 そして、公職選挙法や政治資金規正法に抵触する疑いがあるのでは? と指摘されたら、菅官房長官は記者会見で「来年の開催を中止にする」と発表。アベさんも同日、「私の判断で中止することにした」って。

「やめて幕引き? それはないからね」って、怒り出したのは私だけじゃないと思うよ。

「桜を見る会」の前夜に都内の一流ホテルに約800人を招いて5000円の会費で開いた夕食会の説明もヘン。あのホテルで飲食したら、そんな金額じゃないのは、一度でも利用した人ならわかるって。

関連記事

トピックス

現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン