江戸時代、日光例幣使街道の宿場町として、また巴波川の舟運で北関東有数の商都として栄えた栃木市(栃木県)。中心部には往時の面影を残す蔵や洋館など歴史的建造物が多く残り、ゆったりと歴史散策を楽しめる。一方、岩下の新生姜ミュージアムなど新名所も誕生。じゃがいも入りの「栃木焼きそば」などご当地グルメも見逃せない。台風19号の水害を受けた地域もあるが、復興応援の気持ちも込めて訪れたい。
東武東上線栃木駅へは、浅草駅から区間急行で南栗橋駅まで1時間ののち乗り換えて南栗橋駅から急行で29分、もしくは浅草駅から特急で1時間8分で着く。その栃木駅周辺の見所を紹介しよう。
■巴波川沿いの蔵造りの街並み
蔵の街・栃木を代表する風景の一つが、巴波川沿いに続く黒塀と白壁の土蔵群(写真)。川沿いには約4kmにわたり石畳の遊歩道が整備される。名物の川下り「蔵の街遊覧船」は台風19号の水害により運休中だが、来年2月末まで川の両岸を竹筒のあかりで照らす「うずまの竹あかり」を開催中。
■岩下の新生姜ミュージアム/栃木県栃木市本町1-25
2015年の開館以来、年間約15万人が訪れる人気スポット。「岩下の新生姜」にまつわるユニークなアトラクションや展示が満載で、子供も大人も楽しめる。
営業時間:10時~18時
定休日:火(祝日除く)、年末年始
料金:無料