世間を賑わせた彼女の現在の生活やいかに──。山梨・清里のペンションに住み込みでアルバイトをしている、シンガーソングライターの泰葉。都心から特急列車とレンタカーを乗り継ぐこと2時間半、記者が一泊二日でペンションに宿泊してみると、泰葉の元気な姿が垣間見られた。
泰葉の給料は時期によって異なり、オフシーズンの現在は月給十数万円程度だが、夏休みやゴールデンウィークなどのピーク期には日給1万円で計算するため、月収20万円以上になるという。給料にプラスして、住居と三回の食事が付いていることを考えれば、まずまずの待遇と言えそうだ。だが、総額3000万円とも言われていた巨額の借金は、それで返せるのだろうか?
「法の力を借りて返済することにしましたが、具体的には記事に書かないでください。金額は言えませんが、5年以内に全額返済できる予定です。今はタバコもやめましたし、出費が全然かからないんです。以前乗っていたBMWは処分したので、クルマも持っていません」
詳細については書いて欲しくないそうなので避けるが、ともあれ、返済のメドが立ったとのこと。
現在は朝5時に起きて身支度を済ませ、午前7時~9時まで朝食の支度と片付け。10時のチェックアウトを過ぎると、各部屋の掃除に取り掛かる。昼食を取ったあとは、しばらく自由時間になることも多いそうだ。
「午後はお昼寝や刺繍、読書などをして過ごしています。最近は『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(文藝春秋)を愛読しています。私の父である林家三平も“天才”と呼ばれていたので、共通点を見つけたいと思いまして。天才の仕事を分析したいんです」
夕方からは夕食の準備と片付けを行い、午後9時過ぎには布団に入るというから、極めて健康的だ。ペンションの離れに個室を用意してもらっているそうだが、居室を見せてもらえないかと記者が頼んだところ、「ダメー! 汚くしちゃっているから」と断られた。
ペンションの周囲は山林に囲まれ、日没とともに暗闇に包まれる。商業施設は限られており、最寄りのコンビニまでは歩くと1時間もかかる。
「自然のなかに身を委ねる快感を覚えました。精神衛生上すごく良い環境なので、これからもお手伝いを続けたいです」と泰葉は言う。ペンションのオーナー夫婦も「とてもよく働いてくれています」と満足そうだ。
12月からのオフシーズンは東京の知人宅と清里のペンションを行き来する生活になるというが、東京に戻ったときは、また恋愛がしたいと明言する。