MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の容疑で逮捕された女優・沢尻エリカ容疑者(33才)。その逮捕から10日後、元交際相手でファッションデザイナーのNAOKIこと、横川直樹容疑者(38才)がMDMAを共同で所持していたとして警視庁に逮捕された。
捜査関係者によると、沢尻と横川は7、8年前から交際を続け、最近破局したが、友人としての関係を続けていたという。沢尻が逮捕前夜に遊んでいたクラブには横川の姿もあった。
過去の例を見ても、薬物犯罪は“男女ペア”で逮捕されるケースが多い。
酒井法子が2009年、覚せい剤を所持・使用したとして逮捕された事件では、夫(当時)で元プロサーファーの高相祐一も逮捕された。
2014年のASKAの薬物事件でも、一緒に薬物をやっていた会社員女性が逮捕されている。2016年に元俳優の高知東生が覚せい剤と大麻の所持で逮捕された際も、ラブホテルでクラブホステスと共に逮捕された。
元KAT-TUNの田口淳之介も今年5月、”内縁の妻”で元女優の小嶺麗奈と共に大麻の所持で逮捕されている。
なぜか。違法薬物は性的な場面で、強い快感を与えてくれるからだ。違法薬物に詳しいジャーナリストはこう話す。
「特に女性の場合、まつげを触られるだけでも気持ちいいと感じてしまうようになる。性行為中は気持ちよすぎて呼吸困難になるほど」
さらに、違法薬物の売買にかかわったことがあるという暴力団関係者は「男の場合、覚せい剤の効き目が強すぎてできなくなることがほとんどで、興奮剤のアンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)を混ぜて使うとか、いろいろ面倒くさい。でも女の場合、誰でもできる。しかも一度味わったら、普通にする気にならない。だから、女の方がクスリにハマりやすい」と言う。
カップルで逮捕されるケースが多いのは、それだけが理由ではない。そもそも薬物に手を出すきっかけが、親しい男女関係にあることが多いからだ。薬物捜査関係者が言う。
「クラブで盛り上がったからって、見知らぬ人に、『いいネタ(薬物)があるよ』と言われて買う人なんて、まずいません。考えてもみてください。怪しい人が渡してくるクスリなんて、毒かもしれないし、絶対にのみません。ましてや芸能人がそんな危ないことをするわけがない。
女優にしろ、俳優や芸人にしろ、薬物を始めるきっかけのほとんどは、彼氏か彼女、もしくは親友か先輩です。ベッドの中か、酒を飲んでいる時に手渡され、彼氏が吸っていたり使うのを見て、自分もやる。
若くてきれいな女優やモデルの場合、十中八九、年上の金持ちの彼氏に“漬けられた”と思って間違いない」