ライフ

やってはいけない防寒対策 重ね着も素材によっては無意味に

ただたくさん着込めばいいわけではない

 インフルエンザや風邪予防の観点からも、冬場には「防寒対策」が重要だが、間違った常識を信じている人は多い。

 暖かかった前日から気温が10度以上も下がり、午前11時で7.3度を記録した11月下旬のある日──。都内在住のA氏(62)は、綿の肌着とセーターの上から厚手のコートを羽織り、靴下を重ね履きして外出した。完璧な防寒対策のはずだったが、屋外では心底冷えてA氏は体調を崩してしまった。

 イシハラクリニック副院長の石原新菜医師は、「Aさんの重ね着は間違いです」と指摘する。

「寒さ対策には適した服の素材や着方がある。それを間違えると逆に体を冷やして健康に悪影響を及ぼす場合もあります」

 ではどんな対策が正解なのか──。

◆「ブカブカのアウター」より「薄い下着の重ね着」

 防寒で最も大切なのは、「体から出る熱を閉じ込めること」だ。そのためには「下着の素材選び」がカギになる。防寒に詳しいアウトドア防災ガイドのあんどうりす氏が指摘する。

「水分は熱を奪うため、汗は冷えの原因になります。大切なのは汗を吸い込み、なおかつその水分を外部に放出できる素材で、天然ウールや絹などが適しています。通常のポリエステルは汗を吸わず、綿は水分を放出しないのでお勧めできません」

関連記事

トピックス

フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
新年度も順調に仕事を増やし続けている森香澄
《各方面から引っ張りだこ》森香澄、“あざとかわいい”だけじゃない「実はすごいアナウンス力」、「SNSの使い方はピカイチ」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン