鈴木愛(25)と渋野日向子(21)の賞金女王争いで盛り上がった今年の女子ゴルフ。今季初優勝を果たしたのが、リボンがトレードマークの河本結(21)。賞金ランク6位に入る飛躍の年となった。特筆すべきは、「ドライビングディスタンス」で13位、「フェアウェーキープ率」で68位ながら、「イーグル獲得数」で1位(10個)に輝いたことだ。
「ロングホールの第1打で飛ばせたほうがイーグルを狙いやすいのは当然で、河本以外のイーグル数の上位には松田鈴英(21)や穴井詩(32)といった飛ばし屋の名前が並んでいます。つまり、河本は第2打がとにかく正確で飛ぶのです。
持ち球はフェードだが、必要に応じてドローで飛ばし、弾道も高低を打ち分ける。本人は飛ばす時はアドレスで足を開いて体重移動を使って飛ばすと説明しています。向上心が人一倍強く、時間があればローリー・マキロイら米男子ツアーのトッププロのスイング動画を見て研究している。早くから世界の舞台で戦いたいと公言し、今年の米女子ツアー最終予選会を9位タイで通過。来年の出場権を手にした」(ゴルフ担当記者)
※週刊ポスト2019年12月20・27日号