女子アナにとってこの時期の番組露出は、1年間の「有終の美」を飾る舞台であると同時に、新年にかかる期待の大きさを測るバロメーターでもある。2020年には東京五輪が控えているわけで、その顔になれるかどうかの試金石にもなる。
有働由美子アナ(50)がフリー転身後に飛び込んだ日本テレビでは、有働アナと「生え抜きエース」の水卜麻美アナ(32)の直接対決が、12月29日放送の特番『キャスター&記者1000人が選んだ! 令和ニッポンの瞬間映像20』で実現する。
水卜アナはオリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で2013年から5年連続で1位になり、堂々の殿堂入り。有働アナは2018年に同ランキングで1位に輝いており、名実ともに“頂上決戦”となる。
「水卜アナは人気が出ても驕らないし、後輩の面倒見も良い。局内での評判は随一ですが、報道番組のMC経験がない。『news zero』のメインキャスターということで、いまやフリーながら有働アナが日テレの“顔”になりつつある。そのことに複雑な思いを抱いている社員もいます」(日テレ局員)
日テレでは他番組でも若手とベテランフリーの対決色が鮮明になっている。
元日の『新春シューイチ~ネンイチ』には岩田絵里奈アナ(24)と中島芽生アナ(29)の若手局アナ2 人が登場するが、同日の『今夜くらべてみました元旦3時間SP』は川田裕美アナ(36)、神田愛花アナ(39)、永井美奈子アナ(54)ら中堅・ベテランのフリーアナが顔を揃える。
2020年最大のビッグイベント・東京五輪の顔となるのは果たして誰か。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号