2019年11月27~28日に行われたソロライブ『草なぎ剛のはっぴょう会』で奥田民生や斉藤和義ら憧れのギタリストたちとの共演を果たし、長年の夢を叶えた草なぎな新年に挑むのが「今までいちばんのセリフ量」という主演舞台。
難しい役を目前に控えても、テンションアゲアゲないつものつよぽんでした!
草なぎ剛の2020年は、1月11日スタートの舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』で幕をあける。
「とにかく膨大なセリフ量。しかも、台本を読んでもよくわからないことだらけで……稽古場で途方に暮れています」
草なぎが極悪非道なギャング団のボスを演じるとあって、チケットはあっという間にソールドアウトしたという。
「そういうのを聞くと、頑張らなくちゃと思いますね。SNSとかを見ると、遠くから泊りがけでいきます、とか書いてあって、是が非でも自分のベストな状態をお見せしたい、と」
そのために必要なのは?
「元気! 舞台って毎回同じようにやることは、なかなか難しいんですよ。だからこそ、自分が出す熱量だけは同じにしたい。そしたら、たとえセリフを間違えたりしたとしても、伝わるんじゃないかな、と。そのためには、まず元気! (アントニオ)猪木精神ですよ!」
舞台の後も、ファンミーティング、スペシャルサポーターを務める東京2020パラリンピックと、大忙しの2020年。抱負を漢字一文字で教えてほしいとお願いすると、「学」という答えが返ってきた。
「人生は勉強っていうけど、本当にその通り。常に学ぼうと思っていると、周りの人がアドバイスしてくれたり、結果的に自分がいい方向に向かう。だから、2020年はますます学びたいです!」
さらに、「舞台は自分の中にある未知の扉が開いていく感じがして、すごく刺激的! フィジカルもメンタルも、フルスロットルで駆けぬけたいです!」とも語った。
【『アルトゥロ・ウイの興隆』】
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:酒寄進一
演出:白井晃
音楽・演奏:オーサカ=モノレール
出演:草なぎ剛・松尾諭・渡部豪太Monroe・古谷一行ほか
ドイツの劇作家ブレヒトが1940年代に書いた戯曲を、草なぎと2018年の舞台『バリーターク』でタッグを組んだ白井晃氏が演出。生バンドが奏でるファンクミュージックに彩られた斬新な音楽劇だ。
※女性セブン2020年1月2・9日号