女子高生の時に葛飾北斎の春画「蛸と海女」と出会って、衝撃を受けてから、自らも春画を集めるようになったという異色のOL・春画ール(しゅんがーる)氏。
そんな彼女が、店舗を訪れなくても購入できる手軽な「ネット購入」のコツを語る。
「最近は原書房さん(東京・神保町)や五拾画廊さん(東京・銀座)にも行きますが、私はネット通販やオークションを頻繁にチェックしています。今年は約5000円で入手できる文庫本サイズの豆判の春画をオークションで70枚ほど購入しました。ネットは便利ですし、『人と会って話すのは恥ずかしい』という方などに大変オススメです。
実店舗があるギャラリーの通販などは安心ですが、オークションの場合は“偽物”が紛れこんでいる可能性があるので、次の3点に注意してください。
【1】出品者をよく見る
(古書店が出品している場合は信頼性が高い)
【2】出品履歴を見る
(春画の出品数が多く、取引履歴が豊富にあれば、信頼に値する)
【3】商品の状態や作品の知識などを質問する
(対応や回答に整合性があれば信頼できる)
春画は一期一会なので、気に入った作品を見つけた時にはぜひ手に取ってほしいですね」
※週刊ポスト2020年1月3・10日号