今や正月の一大スポーツイベントとなった「箱根駅伝」だが、箱根の見所は優勝争いだけではない。まさかの大ブレーキやシード権争い、繰り上げスタートなど、過去にあった“名ドラマ”を振り返る。
【シード権争い】ゴール目前でコースを間違えた!(2011年)
10区で日本体育大、青山学院大、城西大と8~11位争いを繰り広げていた國學院大・寺田夏生がコースを間違えるハプニング。再スパートをかけ、なんとかシード圏内の10位に滑り込んだ。
【学連選抜】あの“最強市民ランナー”も出場(2009年)
箱根出場が叶わなかった大学のエースたちが選ばれる「学連選抜(現・学生連合)」。のちのマラソン世界陸上代表・川内優輝(現・あいおいニッセイ同和損保)も学習院大時代に学連選抜で6区を2度、走っている。
【涙の棄権】優勝候補のエースがまさかの…(1996年)
前年の世界陸上マラソン代表に選ばれた山梨学院大のエース・中村祐二が、故障のため4区で失速。上田誠仁監督が涙する中村を制止し、優勝候補がまさかの途中棄権となった。