2020年、芸能界で最大のチャンスをつかんだのはこの人だろう。沢尻エリカの薬物スキャンダルで急遽、大河ドラマ『麒麟がくる』(1月19日放送開始予定)の濃姫の代役に抜擢された川口春奈(24)だ。
「時代劇未経験のため、一時は“本当に務まるのか”と心配された。しかし、セリフはほぼ完璧に覚え、時代劇の所作もみるみる上達している。最近は現場にも溶け込み、好きなお笑いやモノマネの話題で周囲を和ませることもあるようです。“多少の失敗は仕方がない”と、スタッフたちも温かい目でサポートしています」(NHK関係者)
川口にはこのチャンスをフイにできない事情がある。「低視聴率女王」の汚名返上がかかっているのだ。
「川口は2013年、主演した『夫のカノジョ』(TBS系)が3%台の視聴率しか取れず、わずか8話で打ち切られた黒歴史がある。それからしばらく大役から遠のいていたため、今回の抜擢が勝負所だと思っているのでしょう。並々ならぬ決意を感じます。昨年11月に写真週刊誌で熱愛が報じられた総合格闘家の矢地祐介とも、忙しくて会えない日々が続いているようです」(別の芸能関係者)
一方、NHKのもうひとつの看板である「朝の連続テレビ小説」に賭けるのが二階堂ふみ(25)だ。3月30日放送開始予定の『エール』に、窪田正孝演じる主人公の妻役で出演する。
演技派として知られ、すでに数々の受賞歴があるにもかかわらず、自らオーディションに応募してヒロインを勝ち取ったことでも話題になった。