芸能

色あせないワクワク感、サバンナ高橋が語る『ドラえもん』

声優を務めた2019年『映画ドラえもん のび太の月面探査記』にて

 今から50年前、1970年のお正月に『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』~『小学四年生』の6誌同時に連載がスタートした『ドラえもん』。そして、その誕生秘話を明かす新たな単行本『ドラえもん第0巻』が発売された。新刊の発売はなんと23年ぶり! そこで、芸能界きってのドラえもんファンであるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄(43)さんにドラえもんに対する思いを聞いた。

「ドラえもん好き」として知られ、2017年から史上初となる3年連続で映画の声優も務め、昨年10月から土曜17時に“引っ越し”したテレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)ではスネ夫と語り合う新コーナー「スネ夫としげお」まで担当する高橋さんが、その愛を惜しみなく語ってくれました。

 * * *
 ドラえもんの魅力はなんといってもひみつ道具でしょう。夢と希望と未来が詰まっていて、それが50年間ずっと色あせず、変わらないワクワク感を与え続けてくれる。自動翻訳機は「ほんやくコンニャク」、「タケコプター」はドローンのようだけど、それでも21世紀の科学技術をもってしても叶えられない道具ばかりで、藤子・F・不二雄先生の想像力は科学を超えているんです。

 ぼくがドラえもんを好きな理由は、「空を飛びたい! 100点とりたい! 勉強したくない! 遊びたい!」という子供の頃に抱いた夢を叶えてくれるうれしさ。大人になってなんだか小難しいようなことを言ったりしていても、心の根っこにあるのはそういう単純な夢、欲望なんだと思います。だから子供にも大人にもずっと愛されるんじゃないかな。

2017年には『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』で声優を担当

 すごい道具を使っているのにドジしたり、ヘマをするのび太に大笑いするんです。のび太ってバカでドジで、ひとりじゃなんにもできないけど、本当にいいやつ! キャラクターの中で一番好きですね。完璧じゃないからこそ愛すべき存在だし、ホッとする。ドラえもんが助けてあげたくなる気持ちもわかるなぁ。

 使ってみたいひみつ道具は、「もしもボックス」! 毎日いろいろな“もしも”のパラレルワールドを体験するほど贅沢な遊びはない気がします。もし手に入れたら、最初の“もしも”は「もしも『女性セブン』のこの号が1億部売れたら!」にします(笑い)。

※女性セブン2020年1月16・23日号

2018年は『映画ドラえもんのび太の宝島』で声優を務めた

 

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン