レバノンに出国した日産の前会長カルロス・ゴーン氏が、日本時間1月8日午後10時(現地時間:同午後3時)より現地で行なう予定の記者会見の詳細が分かった。
会見に参加予定のジャーナリストが語る。
「ゴーン氏側は首都ベイルートで記者会見用の会場を用意しており、ゴーン氏が国籍を持つフランス、ブラジルをはじめ、アメリカ、イギリス、中国、韓国、そして日本など世界10か国以上から約80のメディアが参加予定だという。
ゴーン氏は出国を決意した動機、日本の司法制度の問題点などを話す予定で、時間は2時間半程度とみられているが、本人は記者からの質問がすべてなくなるまで続けるつもりのようだ」
また、ゴーン氏は日本のメディアが検察からのリーク情報を中心に報道していることに憤っており、「正確な情報を伝えるために記者に集まってもらう」という意図を周囲に示しているという。
アメリカのメディアは、ゴーン氏に先週末に直接取材したとして、「会見では、自身の逮捕は日産会長の解任などを狙ったクーデターだと主張し、関与した日本政府関係者などの名前を明らかにすると語った」と報じている。