今から50年前、1970年のお正月に、マンガ『ドラえもん』の連載が、『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』~『小学四年生』の6誌同時でスタートした。
ドラえもんといえば、愛らしい二頭身に赤い尻尾、お腹の四次元ポケットからは「タケコプター」や「どこでもドア」など夢のようなひみつ道具が──誰もがそんな姿を思い浮かべるだろう。しかし、連載開始当初はちょっと違う姿だったという。
そんなドラえもんの誕生秘話が明かされる『ドラえもん第0巻』が2019年11月に発売。新刊の発売はなんと23年ぶり! 『第0巻』に掲載されている誕生時のドラえもんの秘密を紹介しよう。
◆フォルムが違う
ずんぐりムックリとしたフォルムは、ネコというより“たぬき”のよう(ドラえもんに怒られる!)。尻尾も青く、よく見たら手足に色が。
◆ドラえもんがツルツル
ぬいぐるみのようなイメージとは裏腹に、メッキで塗装されたようなつるんとしたロボットらしいボディーで登場したシーンも。
◆四足歩行でまるで“ネコ”
「ネコ型」の名にふさわしく、四足歩行したり耳をつけたりする姿も。ロボットというより、愛らしいペットのような動きがキュート。
◆しっぽを引っ張ると消える
誕生当時は「しっぽを引っ張ると消える」設定が。今では、「しっぽを引っ張られると機能停止する」という設定に変化した。
◆竹トンボ!? ヘリトンボ!?
誰もが知るひみつ道具「タケコプター」も連載スタート時は「ヘリトンボ」として登場し、時にはヘリトンボすらつけずに飛んでいるように見えることも!
◆どら焼きよりおモチ!?
連載がスタートしたのは1月号で、お正月らしく餅が登場。どら焼き好きで知られているが、のび太の家で初めて食べて「おいしい」と思ったのは実はもちだった。
◆ジャイアンよりスネ夫が強い!?
俺様キャラ=ジャイアンだが、第1話ではちょっと頼りなさそうな…? 凧を持つスネ夫に対し、のび太は「ぼくにもちょっともたせて」というとスネ夫は「のび太くんにできるかな」と言い、その後ろでジャイアンが静かに上を向いているのだ。スネ夫の方が威張っていたのに、いつの間にか立場が逆転した!?
※女性セブン2020年1月16・23日号