芸能

柴田理恵『のび太の結婚前夜』を話すと感極まって涙する

『よいこ』掲載の第1話より(1970年1月号)

 今から50年前、1970年のお正月にドラえもんは“誕生”した。『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』~『小学四年生』の6誌同時に連載がスタートすると、瞬く間に、国民的キャラクターに“成長”。

「ひみつ道具」や「四次元ポケット」など未来への夢と希望が詰まった“ロボット”はいつの時代も子供たちから愛され、大人になってもなお心の拠り所のような存在だ。

 そんなドラえもんの誕生秘話が明かされたのは、23年ぶりに発売された新刊『ドラえもん第0巻』。

 藤子・F・不二雄先生とは同郷の富山県出身。テレビ番組で、“ドラえもん芸人”がドラえもんへの愛を語っているのを見たり、自身が最も好きだという『のび太の結婚前夜』について話すと思わず感極まって涙を流してしまう柴田理恵さんに、ドラえもんの魅力を聞いた。

柴田理恵がドラえもんの魅力を語る

「一番好きなキャラクターはのび太くんです。迷い続け、頑張って生きているところが人間的で共感できます。

『ドラえもん』には、そんなのび太くんをはじめ、子供の頃を思い出すような、幼い時の無垢な心を忘れないキャラクターがたくさん登場する、その世界観が好き」

『のび太の結婚前夜』は、将来結婚することとなるのび太としずかちゃんのその前夜の様子をのび太とドラえもんが見に行く会。しずかちゃんのお父さんがしずかちゃんに対して「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね」と伝える会だ。

「子供たちを見守る大人も良いですね。のび太くんの良さを理解するしずかちゃんのお父さん、のび太くんのダメなところをわかったうえで包み込んでくれるおばあちゃん、素敵です。

 使ってみたいひみつ道具は『ドロン葉』かな。大好きな愛犬を人間に変身させて一緒にご飯を食べに行きたいですね」

【profile】柴田理恵●1959年1月14日生まれ。劇団東京ボードヴィルショーを経て、1984年にWAHAHA本舗旗揚げに参加。2020年5月より、WAHAHA本舗全体公演『王と花魁』に出演。東京、名古屋、福岡など全国で開催。

※女性セブン2020年1月16・23日号

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