食事でよく見かける、“あの組み合わせ”で健康リスクにつながることも…。お馴染みの食べ合わせには実は “大きな落とし穴”が潜んでいることも。せっかくバランスのいい食事を心がけても、栄養素の吸収を阻害したり、健康を害するかも。知っておきたい食べ合わせNGの組み合わせを紹介する。
※監修/白澤卓二さん(白澤抗加齢医学研究所所長、医学博士)
◆玉ねぎ×アルコール全般
胃酸の分泌を促進するアルコールの作用に加えて、生玉ねぎから発生する硫黄物質が胸焼けを引き起こし、逆流性食道炎のリスクを高めてしまう。
◆ビール×レバー
アルコールの作用で肝機能が低下しているところにレバーを大量に摂取すると、鉄分が過剰に吸収されてしまう。鉄分の過剰摂取により、脂肪肝、肥満、肝硬変などのリスクも高まる。
◆ハムカツ×とんかつソース
ハムの発色剤として多く使われている亜硫酸塩と、ソースに含まれる合成保存料・パラオキシ安息香酸エステルが体内で結合すると、発がん性物質が生じる恐れがある。
◆イクラ×生ほたて
イクラに含まれるビタミンB1は、血流を促して脳を活発に働かせる作用があるが、生ほたてに含まれる酵素・チアミナーゼがビタミンB1を破壊。ほたてを加熱すれば問題ない。
◆わかめ×ねぎ×豆腐
ねぎに含まれる硫化アリルとシュウ酸が、豆腐とわかめに含まれるカルシウムの吸収を阻害し、骨粗しょう症リスクを上げる。豆腐とわかめの組み合わせなら◎。
◆焼き魚×漬物
魚を焼くと発生するたんぱく質のジメチルアミンと、漬物に含まれる亜硝酸塩が交わると、ニトロソアミンという発がん性物質を生じさせる恐れがある。
※女性セブン2020年1月16・23日号