例年1~2月に猛威をふるうインフルエンザだが、今年は一足早く流行し始めた。
「12月中旬から患者さんが増加しています。年末年始の休みが終わり、学校や仕事が始まる頃に、12月の患者数をさらに上回る傾向があるので、今後はより警戒する必要があります」(亀谷診療所院長の亀谷学さん)
そんななか「玄米を食べているから、うちはインフルエンザにかからない」と話すのは、松山ケンイチ(34才)との間に3人の子供がいる小雪(43才)だ。
昨年12月に開催された、映画『いただきます ここは、発酵の楽園』の完成披露試写会(1月24日公開)で、小雪は昨年から都心と田舎で二重生活を送っていることを明かした。
「春から夏は自分たちで野菜を作って食べ、みそ造りも毎年欠かさないとか。小雪さん自身が5才の頃から玄米食で育ったそうで、幼い時は、『なんでうちは茶色いご飯なんだろう?』と思っていたそう。今は家族そろって茶色の玄米食を好んで食べ、“おかげでインフルエンザにかからない”と熱弁をふるっていました。近頃では、小雪さんに影響されて、子供に玄米を食べさせるママたちも増えているそうです」(試写会に出席した映画ライター)
幼少期から玄米を食べていれば、本当にインフルエンザにかからないのか。前出の亀谷さんが指摘する。
「予防になるという証明はされていませんが、玄米食が栄養素の面で優れているのは確かです。カリウム・リン・マグネシウム・亜鉛などのミネラルや、ビタミンA・C・B1などが豊富で、特に亜鉛とビタミンAやCは免疫力を高めるといわれています。また、腸内環境を整える食物繊維が豊富であることも、免疫力アップにつながると考えられます」
さらに玄米には、免疫ビタミンと呼ばれる「リポポリサッカライド」という成分が含まれている。
食物繊維が多いぶん、消化不良になりやすいため注意が必要だが、逆に「よく噛む」習慣をつけられるというメリットもあるそうだ。
「小雪さんは玄米食に加えて、魚や豆腐を中心に、子供の成長に欠かせないたんぱく質をとっている。毎日、発酵食品であるみそを使った料理を作っているそうなので、それも腸内の善玉菌を増やし、免疫力を高めることにつながっていると考えられます」(亀谷さん)
高校卒業後、看護学校に通っていた小雪だけに、健康への意識は高い。
※女性セブン2020年1月30日号