2020年いっぱいでの活動休止を発表したAAA(トリプルエー)にとって、この1年は多忙を極めることになりそうだ。
そもそも今回の発表は、彼らの中では4年ほど前から話し合われた末での決断だった。メンバーの西島隆弘が公式ホームページで「理由」をこう語っている。
〈AAAに関わるスタッフとメンバー各々が考える「AAA」へのたくさんの「思い」のバランスが取りきれなくなったことが大きな理由だと思っています。(中略)AAAに対してのそれぞれが望むAAAとしての在り方や、大切だからこそ強くなる考えや主張、そういったみんなの「思い」の整合性が取れなくなりました〉
そして、〈煮詰まり過ぎた僕らの「AAA」に対する「思い」を少し休ませてください〉とファンに訴えかけた。音楽業界関係者が言う。
「突然の発表だったため、ファンは驚いたでしょうが、西島さんのメッセージを読む限りメンバーがAAAでの活動が嫌になったわけではなく、“前向きな決断”だったことがうかがえます。だからこそ、この年末までデビューから15年間の思いを込めたファンサービスをするのではないでしょうか」
この1年、彼らがどう活動していくのかも見えてきた。2月19日には集大成となるベストアルバム『AAA 15th Anniversary All Time Best -thanx AAA lot-』がリリースされることが明らかにされた。2005年のデビューシングル『BLOOD on FIRE』から、YouTube再生回数が9000万回を突破した『恋音と雨空』、 最新シングル『BAD LOVE』までシングル表題曲57曲が収録される。
さらに、11月からはグループ初となる5大ドームツアーも予定されている。前出の音楽業界関係者が語る。