「対岸の火事」とは、日本人の多くが思っていない。英王室のヘンリー王子(35才)と妻のメーガン妃(38才)が「王族からの引退」を宣言し、イギリス国内は蜂の巣をつついたような混乱に見舞われている。新年1月8日に突然発表された、この衝撃的な王室離脱騒動の中心にいるのはメーガン妃だ。
王子と2018年に結婚したメーガン妃は米国生まれの元ハリウッド女優。英王室に新風を吹き込むと期待されていたが、昨今は毀誉褒貶が大きかった。
「英王室には守られ続けてきた伝統や慣習があり、それに伴って権威や特権があります。だからこそ、自らを律し、謙虚であり、清貧であることが求められます。しかし、メーガン妃はそうした謙虚さに大いに欠けていたのでしょう。
今回の騒動を簡単にいえば、野心をむき出しにして自分の利益を求めたメーガン妃と、彼女を手放しで信じるヘンリー王子が起こしたものだと、多くの英国民は感じています」(イギリス在住のジャーナリスト)
いずれの国でも「ロイヤルの結婚」は難しい──そう知らしめたこの騒動を、秋篠宮家の長女・眞子さま(28才)と、婚約内定者の小室圭さん(28才)の現状に重ねて報じるメディアは多い。
「仮に女性宮家創設が決まり、眞子さまが結婚後も皇室に残られるとすれば、小室さんは皇室の一員になる可能性があります。もし小室さんがメーガン妃のように“野心的な振る舞い”をしたらどうなるでしょうか。英王室よりも歴史の古い皇室に、取り返しのつかない傷をつけはしないかと心配です。結婚延期からこれまでの経緯を見る限り、不安が募ります。まさか眞子さまは、小室さんの方だけを向き、国民の方を向いていないというわけではないでしょうが…」(皇室ジャーナリスト)
奇しくも、メーガン妃と小室さんには「家族のトラブルが指摘されている」という共通項がある。
メーガン妃はかねてから実父との確執や断絶が報じられてきた。メーガン妃とヘンリー王子の結婚式に実父は参列せず、「王子は義父と会ったことがない」といわれている。
一方の小室さんは、母親の佳代さんとその元婚約者の間に400万円の借金トラブルが報じられ、いまだその解決には至っていない。
祖母のエリザベス女王(93才)や父親のチャールズ皇太子(71才)は、今回の離脱宣言に怒髪天を衝く勢いだったという。それでは、長女の結婚の行く末が見えない、秋篠宮ご夫妻のご心中は──。