居酒屋で仲間たちと飲んでいる際、大皿料理が微妙に残ってしまうということがよく起きる。たとえば、鶏の唐揚げを頼んだのだけど、最後の1個を誰が食べるのかで牽制し合った結果、1個だけ唐揚げを乗せた大皿がテーブルの上で存在感を発揮する……そういったことが、“居酒屋あるある”なのだ。
しかし、そんな“あるある”は、店員にしてみれはまさに迷惑そのものなのだという。居酒屋で10年間アルバイトをしていたというお笑いコンビ『ウエストランド』の井口浩之さんは、こう話す。
「全部の皿に1つずつ残っていることもありました。皿を重ねられるより全部食べてくれる方が、店員はよっぽどうれしい。皿を下げて、次の料理のスペースを作りたいのです」(井口さん)
遠慮し合って、料理を残すのではなく、ササッと食べて、皿を下げてもらうように心がければ、店員のサービスもよくなるかもしれない。
※女性セブン2020年1月30日号