終始柔らかく微笑みながら和歌に耳を傾けられていた皇后雅子さま(56才)とは対照的に、その日の眞子さま(28才)は口を真一文字に結び、うつむき加減のままだった。
1月16日、皇居・宮殿「松の間」で、「歌会始の儀」が執り行われた。雅子さまはピーチピンクのロングドレス姿で、2003年以来17年ぶりとなる出席を果たされた。
今年の歌会始のお題は「望」。雅子さまは被災地の復興に力を尽くす若者に、未来への希望を込めた和歌を詠まれた。その一方で意味深な和歌で注目を集めたのが、秋篠宮家の長女の眞子さまだった。
《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》
月にうさぎがすんでいるという昔話を信じられる豊かな想像力や純真さを、いつまでも持ち合わせていたい──眞子さまが詠まれた歌はそんな内容だった。
しかし、そこで印象深いのが、31文字の中で2回使われた「月」という言葉だ。月といえば2017年9月に行われた、眞子さまと小室圭さん(28才)の婚約内定会見が思い起こされる。
「会見の中で小室さんは、『夜空の月を見つけた時、うれしくて思わず眞子さまに電話をした』というエピソードを明かしました。さらに、眞子さまを『月のように静かに見守ってくださる存在』とも表現していました。
眞子さまにとって月は、小室さんと自分をつなぐ特別な存在であることは間違いないでしょう。今回の歌は、愛する小室さんへの思いを乗せて綴られた、そう思えてなりません」(皇室ジャーナリスト)
天皇陛下と雅子さまをはじめ、皇族方が一堂に会し、年賀の行事の1つとして国民の関心が高い儀式で、なんと堂々と──そう感じた関係者は多かった。
実は歌会始で披露される和歌は、その場で初めて詠まれるものではなく、事前に準備され、当日に発表されるものだ。
「眞子さまがどのような歌を披露されるのか、儀式の関係者はもちろん、ご両親である秋篠宮さまや紀子さまも事前に把握されていたことでしょう。
裏を返せば、込められた『恋心』を推察されかねないこの歌を、ご両親でも止めることはできなかったということになります。
眞子さまの小室さんへの思いは、周囲が何を言おうと止められないほどに強固なものであると同時に、それを皇室や国民全体に知ってもらいたいという気持ちを抑えられないほどなのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
複雑な思いを抱えられたのは、秋篠宮ご夫妻だけではないはずだ。令和皇室の中心として、皇室やご一家のあり方に心を砕かれる立場にある両陛下にも、眞子さまの意味深なメッセージが届いていなかったはずはない。
◆発表の前に両陛下への相談が必要
眞子さまにとって、小室さんとの将来を示すべき“タイムリミット”が近づいている。昨年11月、秋篠宮さまは自身の誕生日会見で、眞子さまの結婚延期から今年2月で2年が経つことを踏まえて「何らかのことは発表する必要がある」と発言された。