和風のおかずに料理しがちな根菜は、実は、洋風やエスニック風にも使える懐の深い野菜。安くておいしい冬の季節だからこそ、いろいろ試して新しい味を見つけたいところ。そこで、料理研究家・小林まさみさん監修のもと、大根、れんこん、ごぼうの3つの根菜を上手に使うテクニックを紹介する。
【教えてくれたのは…】
小林まさみさん/「キユーピー3分クッキング」「きょうの料理」などのテレビ番組をはじめ、雑誌や書籍でもおなじみの料理研究家。家庭料理はおまかせ!
◆大根の使いこなしテクニック
【下ゆでは不要。レンジにかけるだけ】
クセのない冬の大根は、レンジでやわらかくするだけで十分に食べやすく、味もしみこみやすい。
【塩でしんなりさせ、包みやすく】
薄く切っただけでは肉だねを包むときに折れてしまうので、包みやすいように塩をふってしん
【煮物は皮を厚めにむいて】
皮の近くは筋っぽく、長く煮てもやわらかくなりにくいので、厚めにむくとよい。
◆れんこんの使いこなしテクニック
【水にさらし、しっかり水きり】
切ったら水にさらし、アクによる変色を防止。使う前にペーパータオルで水けをふく。
【4つ割りにすると乱切りがキレイに】
縦に4つ割りにしてから、包丁を左斜め、右斜めと順に入れると、形がそろった乱切りができ
【ごく薄切りは、スライサーを使って】
薄く切るなら包丁よりもスライサーがお勧め。薄切りにして成形すれば、厚みのわりに軽やかな歯ごたえに。
【たたき割って味をからみやすく】
たたき割ると断面に凹凸ができ、味がからみやすくなる。ラップをかぶせてたたくと、飛び散りにくい。
【水けはしぼりすぎないで】
すりおろしたれんこんは、水けをギュッとしぼるとまとまりにくく、パサつくので、しっとり感が残る程度にしておく。