『AI崩壊』の完成報告会見で同作品にロマンを感じたと明かした大沢は、「自分の俳優生命を賭けてぶつからなければいけないと思って参加した」と続けた。さらに、同会見中には「ハリウッド映画に負けない部分って何だろうと考えたときに、日本映画の強みは、人間を表現したり、リアリティのある人の匂いを表現するところが優れていると思った」とも語っている。
大沢が見せる、選び抜いた仕事に俳優人生を賭けるという生身の人間ならではの“リアリティ”は、日本映画だけでなく、これから始まるAI時代にこそ必要なことかもしれない。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)