艶やかなお着物に身を包まれた皇后雅子さま(56才)は、土俵上の取組を食い入るように見つめられ、勝負がついたその瞬間、お隣の天皇陛下(59才)と愛子さま(18才)と一緒に、お体を大きくのけぞらせ、弾けるような笑顔を見せられた──。
幕内で最も下位の番付「幕尻」の徳勝龍が優勝するという波乱で幕を下ろした大相撲初場所。千秋楽前日の1月25日に天覧相撲が行われた。雅子さまの和装に合わせたのか、愛子さまは春を先取りした淡いピンクゴールドのワンピースをお召しだった。
「愛子さまは幼い頃から大の相撲ファンで、力士のしこ名はもちろん、所属部屋や出身地まで記憶されているそうです。その日、バッグからペンを取り出し、熱心にメモを取られていた愛子さまを、雅子さまは目を細めて見守られていました」(皇室記者)
雅子さまは即位行事はじめ、被災地訪問や新年一般参賀など主要な行事で、病気療養中であることを感じさせないような好調なお姿を見せられている。
来たる2月23日、天皇陛下が60才の誕生日を迎えられる。令和になって初めての天皇誕生日だ。その日は国民の休日になり、皇居では一般参賀も予定される。さらに、即位後初めての陛下の記者会見もある特別な日である。
「平成時代、1990年12月に行われた即位後初の上皇陛下の誕生日会見では、美智子さまが一緒に出席されました。そのため、前例を踏襲すれば、今回の天皇陛下の誕生日会見でも、雅子さまが同席されるとみられていました」(皇室ジャーナリスト)
雅子さまが出席されれば、病気療養に入られる前の2002年12月に行われた雅子さまの誕生日および、ニュージーランドなどへの海外訪問に際しての会見以来、17年ぶりに肉声が国民に届けられることとなる。しかし、その予定はないとある宮内庁関係者は言う。
「担当記者らが宮内庁に対し、雅子さまの会見出席を内々に要望したそうです。しかし、宮内庁側の返事は『それはできない、同席はない』とにべもないものでした。年明け早々から時間をかけて相談をしていたにもかかわらず、取り合ってもらえなかったと聞いています」