国内

雅子さまの「国民に語りかける機会」が奪われる時代錯誤

雅子さまの会見出席を望む声は大きい(1月2日、東京・千代田区 写真/時事通信フォト)

「国民に寄り添う」という思いを胸に、雅子さま(56才)は令和の皇后として立派に務めを果たされてきた。しかし今、その思いに反して、国民への「歩み寄り」の機会が失われようとしているという。

 来たる2月23日、天皇陛下が60才の誕生日を迎えられる。即位後初めての陛下の記者会見もある。

 平成時代、即位後初の上皇陛下の誕生日会見では、美智子さまが一緒に出席された。そのため、前例を踏襲すれば、今回の天皇陛下の誕生日会見でも、雅子さまが同席されるとみられていた。しかし、宮内庁は雅子さまの同席はないと判断しているという。

 天皇誕生日の会見以外にも、平成時代にも上皇上皇后両陛下が出席して行われた「即位に際しての会見」、そして今春予定されているイギリス公式訪問に際しての会見において、雅子さまが出席される可能性が高いとされていた。しかし、宮内庁としては、「即位に際しての会見」は誕生日会見に含まれるものとして開催しない方針とのこと。また、イギリス訪問に際する会見も療養中であることを理由に雅子さまは出席なさらないか、会見自体を見送る方向で調整されているという。

◆「会見がお嫌いか」 批判が上がりかねない

 たしかに、雅子さまには会見に“苦い記憶”がおありだ。雅子さまは皇室入りをされる前から、会見のたびに「見当違い」「揚げ足取り」といえる批判を浴びてこられた。

 1993年1月、陛下とのご婚約会見では「(当時の)皇太子さまよりしゃべりすぎではないか」と非難された。2002年4月の愛子さまご出産の際の会見で涙を流されると「皇族が人前で涙を見せられるべきではない」という声が上がった。

 同年12月の会見で《外国訪問をすることがなかなか難しいという状況は、(中略)適応することになかなか大きな努力が要った》と胸の内を明かされると、「お世継ぎの男児を産むよりもご自分が行きたい海外訪問の方が大事なのか」と批判された。その会見が、最後のものになった。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン