2017年から3年連続プロ野球日本シリーズで勝利し、日本一の座についているものの、なぜか2017年を最後にパ・リーグ優勝から遠ざかっている福岡ソフトバンクホークス。2020年シーズンも工藤公康監督が率いるホークスは、戦力補強に余念が無い。
ヤクルトからバレンティン(35)を獲得。9シーズンを日本でプレーし、今季から日本人選手扱いとなるため、デスパイネ(33)、グラシアル(34)と強力打線が組める。元ヘッドコーチの達川光男氏も太鼓判を押す。
「リリーフに加え、守備が上手い選手が控えている。6回まで攻撃的なオーダーであとは守備を固めれば逃げ切れます。昨季から一軍登録枠が1人増えたのも大きい」
問題はどちらがDHで、どちらが左翼に入るかだ。
「交流戦でデスパイネがレフトについたが、プロの水準とは言い難い。バレンティンもセ球団のコーチから走者が二塁にいたら『レフトの打球は全部ホームに還ってこい』と言われていたほど。どちらにしても大きな不安です」(ソフトバンク担当記者)
外野には日本人の若手も多く、工藤監督の腕の見せ所となる。
※週刊ポスト2020年2月14日号