「楽天トラベル」の調査「シニアに人気の温泉地ランキング」で、2016年から4年連続で1位を獲得している佐賀県嬉野市の嬉野温泉。もともと「日本三大美肌の湯」として名高かったが、最近では、約30軒ある温泉地の旅館全体でバリアフリー化に取り組んでいることが評判となり、人気を集めているのだ。その温泉街から、代表的なバリアフリー化された温泉の宿を紹介しよう。
●茶心の宿 和楽園:嬉野市嬉野町下野甲33番地
バリアフリー客室は、位置移動可能なベッドがある和洋室タイプの蔦(定員4名)と客室入口にスロープを備えた純和室タイプの葵(定員4名)の2部屋。部屋には段差がなく、扉は横開きで、それぞれ源泉かけ流しの客室露天風呂が満喫できる。食事は四季折々、旬の素材を盛り込んだ季節会席料理を提供。
・定員:蔦(4名)、葵(4名)
・対応できる食事:アレルギー食、刻み食、部屋食(葵は朝食はレストラン)、車椅子での部屋食(蔦のみ)、レストラン、車椅子での食事
●初音荘:嬉野市嬉野町岩屋川内甲340-1
歩くと柔らかく沈み込み、滑りにくい畳を洗い場に敷き詰めた子供も高齢者も安心して入れるお座敷の湯。大浴場だけでなく、バリアフリー客室の檜の内湯や、家族風呂も畳敷き。佐賀、地元農家の食材を使用した料理を味わうことができ、「幼児2食付無料」プランもある。
・定員:ゆの香(8名)
・対応できる食事:アレルギー食、刻み食、部屋食、車椅子での部屋食