21世紀になってから、パ・リーグ順位がAクラスになったのが2008年と2014年の2回だけという厳しいチーム事情が続くオリックス・バファローズ。2020年こそはAクラスへの浮上を目指している。
オフの補強ではメジャー通算282本塁打の大物外国人ジョーンズ(34)を獲得。投手陣も山岡泰輔(24)、山本由伸(21)のダブルエースが機能すれば最下位からの下克上も狙える。
若手台頭の兆しが窺えるのが遊撃手争いだ。主将であり不動の二塁手の福田周平(27)の相棒は誰になるか。
「これまで守備能力の高い安達了一(32)が不動のレギュラーだったが、昨季は大城滉二(26)が奪取。俊足がウリで、内外野をこなす器用な選手で、確実に打率を残したが夏場に腰痛で離脱。最後は安達が守った。
ただ、安達は難病を抱えていることもあり、代打での打率3割超えの小島脩平(32)や2年目の太田椋(18)にも機会は巡ってくる」(オリックス担当記者)
※週刊ポスト2020年2月14日号