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東京五輪で夏の風物詩が日程変更 5月に花火大会も

五輪中、都内は大混乱必至(写真/AFP=時事)

 東京五輪・パラリンピックの期間中は、世界中から1000万人以上が東京を訪れるとみられている。輸送や治安対策も進む中、恒例行事にも余波が及んでいる。

◆花火大会も、小学校の夏休みも前倒し

 五輪に警備が割かれるなどの事情から、夏の風物詩的イベントも“定位置”を明け渡すことになる。

 主なものを表にまとめたが、大きく日付が変わるのが花火大会で、なかには5月開催になるものも。隅田川花火大会は例年7月最終土曜の開催だが、7月11日へ前倒しを決めた。台東区の同実行委担当者がこう話す。

「2018年7月にすでに日程を決定して準備を進めてきました。(他の花火大会も五輪直前にずらそうとすると)この時期は花火職人の取り合いになると考えられたので、早めに依頼して備えました」

 例年8月に行われてきたいたばし花火大会は何と5月23日に大幅前倒しとなった。

 小中学生の夏休みも五輪の影響が及ぶ。東京都中央区は夏休みを1週間前倒しするという。

「前倒しを決定したのは昨年9月。小学校の林間学校や部活動の合宿などのバス利用に影響があるためです」(区教育委員会事務局指導室担当者)

 現時点で判明している事実から、対策を備えたい。

イベント前倒し、延期カレンダー

※週刊ポスト2020年2月21日号

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