“美人すぎる騎手”として一躍注目の的となったフランス人ジョッキーのミカエル・ミシェルが再び日本にやってきた──。
昨年8月開催の『ワールドオールスタージョッキーズ』にてJRA初参戦で初勝利を果たした彼女は、1月24日付で短期騎手免許を交付され、27日の川崎競馬場で地方競馬デビューを果たした。
近年、多くの外国人トップ騎手が短期免許で来日し、結果を残し続けている。フランスからやってきた彼女にファンの声援が響く。
「パドックの時から応援してくださる方の声が聞こえました。多くの方に応援をしていただけるということが、自分にとって大きかったと思います」(ミシェル騎手)
初騎乗の第5Rでは11着と敗れたものの、硬さのとれた続く第6Rでは早くも3着に食い込んだ。さらに第8Rではゴール直前まで逃げ粘る展開で、惜しくも初勝利は逃し2着。この日、計5レースを戦い2着1回、3着2回と勝負強さを発揮した。
すべてのレースを終え、泥まみれで検量室に戻ってきた彼女の顔は充足感で満ちていた。
「勝ち鞍をできる限り増やしたい気持ちはありますが、経験を積みながら楽しみたいですね」
この日の勝利は持ち越しとなったが、2日後の29日の第5Rで彼女は初勝利を手にした。デビュー14戦目の初勝利に興奮を隠せない様子で感謝の言葉を連呼した。
「競馬場に足を運んで応援してくださった皆様、ありがとうございました。ありがとう! ありがとう! ありがとう! みんな大好きです!」