5月に十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助をそれぞれ襲名する、市川海老蔵と堀越勸玄が、襲名披露演目発表会見を行った。歌舞伎座での襲名披露公演(5月3日~7月20日)では、『勧進帳』、『助六由縁江戸桜』など市川家ゆかりの演目がずらり。
襲名の心境について海老蔵は「ひと言でいえば、心細い。父親もいない。本来支えてくれるはずだった麻央もいない」と先代の團十郎、そして亡き妻・麻央さんへの思いを吐露。「頼りにできる人がいない中で、自分のできることを背伸びせずやっていくことで精いっぱいかな」と素直な心の内を語った。
撮影/高柳茂