「(いずれ)何らかの発表があるだろうとは思っている」──眞子内親王(28)と小室圭氏(28)の結婚について、秋篠宮家を補佐する加地隆治・皇嗣職大夫が定例会見でそう発言したのは、2人の「婚約延期」発表から2年が過ぎた2月7日のことだった。
しかし、具体的な“発表”の内容についての言及はない。
「秋篠宮さまは昨年11月の会見で『(結婚問題について眞子さまと)話す機会はありません』と語りましたが、その状況は今も変わっていないとされます。眞子さまの結婚の意思は固く、親子の間で考え方に溝がある状態が続いているとみられています」(宮内庁関係者)
円満なシナリオが見えないなか2人が結婚の意思を貫く場合、“究極の2択”が待ち受けると皇室ジャーナリストの神田秀一氏はいう。
「まず懸念されるのは、英王室のヘンリー王子がメーガン妃との生活を優先して王室離脱したのと同様の決断を眞子さまがされるのではないかということ。眞子さまが結婚のために皇室を離れるというお考えがあるかということです。
もうひとつは結論を先延ばしにするという選択。現状維持に思えるかもしれませんが、この場合、政府が議論を進めようとしている女性宮家創設との関係で問題が出てくる。眞子さまが宮家当主の立場となってなお結婚を望まれる場合、小室氏が皇室に入ることになる。ただしこちらも、国民の理解を得るのは相当に難しいと思います」
“何らかの発表”があるのは、「立皇嗣の礼が行なわれる4月19日以降とみられている」(前出の宮内庁関係者)というが、その内容が穏やかなものとなることが望まれる。
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号