料理よりも、洗い物よりも、洗濯や掃除よりも、実は地味に面倒くさいのが日々の献立決め。
「組み合わせを考えるのが苦手」「同じ料理ばかり作ってしまう…」という悩みを解決するには、ちょっとしたコツがある。簡単なルールさえ覚えれば、ムダなく家族も大満足のメニューが瞬時に完成する。
料理研究家の石原洋子さんは、独自の「献立の方程式」にのっとって、毎日の献立をパパッと決めている。そのルールを教わった。
石原さんは一汁二菜を基本に、「味」、「ボリューム」、「調理道具」がかぶらないように組み合わせる独自の方程式を考案。この法則を使うと献立を悩まず決められる。
「献立作り=パズルと思えば、実は簡単! まずは味を“こってり”と“あっさり”に分け、主菜と副菜の味がかぶらないように組み合わせます。さらに、それぞれの調理道具がかぶらないようにすると、同時進行でスムーズに作れますよ」(石原さん)
◆まずは献立の方程式を覚えよう
主菜と副菜の「味」「ボリューム」「調理道具」がかぶらないように組み合わせるのが石原さんの献立方程式。今回のメニューは、簡単に「味」と「調理道具」だけで実践!
【味】
あっさり…塩味や酸味が利いていて、淡白でさっぱりした味。
こってり…マヨネーズやにんにく、ごまなどを使い濃厚でコクがある味。
【ボリューム】
軽い…主菜なら魚介の料理。副菜なら野菜のみ、もしくは乾物などだしが出る食材をプラスした料理。
重い…主菜なら肉料理。副菜なら野菜に肉や魚介を合わせたもの、じゃがいもなど食べ応えがあるもの。
【調理道具】
フライパン
鍋
ボウル
電子レンジ
オーブントースター
魚焼きグリル