スポーツ

羽生結弦が早稲田大学8年生に、卒業はどうなるのか

大学卒業よりスケートを優先する?(写真/アフロ)

《四大陸フィギュアスケート選手権に、本学の羽生結弦選手(人間科学部通信教育課程、ANA所属)が出場し、同大会で自身初の金メダルを獲得しました》

 2月14日、ホームページで羽生結弦選手(25才)の栄光を祝福したのは、彼が在籍する早稲田大学だ。羽生選手はソチ五輪の前年である2013年に早大に入学。

「高校卒業後は企業に所属して競技を続けることもできましたが、アスリートこそ自分の頭で考える力が必要だと考え、進学を決意しました。もともと中高時代の成績が抜群だった羽生選手は、スポーツ推薦を選ばず、一般入試で入ったそうです」(フィギュアスケートライター)

 所属は人間科学部人間情報科学科で、通信教育課程「eスクール」だ。

「実際にキャンパスに通うことはほとんどなく、講義の受講はもちろん、小テストやレポート提出まですべてインターネットで行う、通学が難しい人のための課程です。過去にはKAT-TUNの中丸雄一さん(36才)やNEWSの手越祐也さん(32才)も通っていました。

 通信課程といっても、早大は課題が多いことで有名で、卒業は簡単ではありません。4割ほどが中退していますし、実際に中丸さんは卒業しましたが、手越さんは中退しています」(教育関係者)

 入学以来、学業との両立を目指してきた羽生選手は、早大の総長を訪問したり、昨年オープンした「早稲田スポーツミュージアム」ではスケート靴を展示するなど、「早大生の顔」として、この7年間活躍を続けてきた。

 しかし、その大学生という肩書に、いよいよタイムリミットが近づき始めている。

「早大は学部生として所属できるのが8年間と決まっていて、羽生さんは留年に留年を重ね、今春から8年生になる予定です。来年、卒業できなければ退学せざるを得ません」(前出・フィギュアスケートライター)

 そんな羽生選手にはここ最近、心境の変化が見られているという。

「本人は卒業が厳しい環境であること、そして8年生が最後であることは認識しているようです。少し前までは絶対に卒業すると意気込んでいましたが、最近はそうでもないようです。特に今年は、クワッドアクセル(4回転半)に挑戦中で、学業よりスケートを優先すべき状況。大学のレポートなどは二の次でしょう。それでも卒業を目指すのか、両親やコーチと相談をしているようですよ」(スケート連盟関係者)

 卒業より4回転半、そして王者として君臨し続ける道を選ぶことになるのか──。

※女性セブン2020年3月5日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン