緑内障などの早期発見に欠かせない眼底カメラ(眼底検査)は、内科で受けられることも多い。
これは、網膜の血管を診ることで、動脈硬化などの内科的な疾患の進行を確認できるためだ。
「眼底カメラで目の奥の写真を撮るだけなので、医師ではなく検査員が撮っても検査の質に変わりはありません。しかし、眼底検査を受けているからといって、内科で『目の疾患』もチェックできているとは限りません」
と二本松眼科病院の平松類医師は語る。
「内科医が診断する場合、眼科医と提携し、画像データを送ってチェックしてもらうケースが多いとは思いますが、なかには内科の医師が見て終わりにする病院も。
眼科が併設されている病院なら眼科医が見ている可能性が高いですが、目の疾患を調べるなら眼科で専門医に別途みてもらうのが安心でしょう」(平松医師)
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号